【みやたの雑記帳】#2

 

 

田んぼの話

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 勤務先がまさに田舎って感じのところで、あたり一面が田んぼなんです。

 大体このへんの地域では田植えが4月下旬〜5月上旬にかけて行われるので、ついこの間に苗を植え終えた、といった頃なのですが。

 通勤していると、日々、苗が成長しているのが分かるんです。苗が短い植えたての頃は土が透けて茶色っぽく見えた田んぼも、今じゃすっかり鮮やかな緑色。田んぼらしくなってきました、頼もしい。

 稲穂一株でだいたい茶碗一杯分のお米が取れるそう。本当、田んぼには足を向けて寝られません。おっと、茨城じゃあどこを向いても眠れないみたいですよ!

 

 

トイレの話

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 トイレ。そこは、クスッと笑ってしまうようなことが度々起こる、なんともファニーな空間です。

 職場のトイレの個室で用を足していたら、誰かが小便をしにやって来ました。もちろん個室のドアは閉まっているので、向こう側に来たのが誰なのかは全く分かりません。

 じっと息を潜めていると、突然、

 プゥゥッ

 と、ドアの向こうから可愛げのある放屁音。僕もプゥゥッと声を出して笑ってしまいそうになりましたが、ギリギリのところでこらえました。

 その後、何事もなかったかのようにトイレを後にした"正体不明の男"。

 おならを残していくなんて飛んだワルですよね、僕は必ず犯人を捕まえてみせますよ。どうせそのうちまた放屁すると思うので、職員室で耳を澄ませておきますね。

 

模倣の話

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 僕が写真を撮るのが上手くなった、さらに、自分の写真をたまらなく好きになったキッカケは、間違いなく有名な写真家の方々の作品を模倣するようになってから、です。

 きっとこれは写真界隈だけでなく、創作の世界全域で広く共有されている認識だと思います。そしてやっかいなのは、模倣は自己嫌悪に繋がりかねない、ということ。

 「僕は美しい作品を一から創作できない」「私の作品は所詮、他人のを模倣しただけのもの」

 そして、趣味を楽しめなくなる。

 ただ考えてみれば、みんなの人生そのものが、模倣した、そして模倣されたものなのです。誰からも影響を受けずに生きることなどできません。あなたがアダムかイヴでもない以上、あなたの人生は誰かの模倣の上に成り立っています。

 いまさら模倣に対して罪悪感を抱く必要などまったくない。なぜならすでに手遅れだから、です。そんな心構えで僕は写真をつくっています。楽しいですよ。

 

 

ガソリンの話

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 ガソリンの匂いが好きだという、ただそれだけの話です。あの匂いをどうしても嗅ぎたくて、毎回セルフのガソリンスタンドを選ぶようにしています。

 良い匂いでは無いのだろうけど、それでも好き。世界中を敵に回しても、僕はガソリンの匂いを愛します。

 

 

清澄白河の話

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 2019年5月22日、水曜日。大学をサボって向かった先は、清澄白河という東京の小さな町でした。

 静か。聴こえてくるのは風に揺られる木々の葉っぱのサワサワと、たまに通る自転車のカラカラカラーッ。人影は、ほとんどありません。

 大好きなコーヒー。開放的なロースタリーで、さっきできたばっかりの、豆を挽くところからつくってもらったあつあつの一杯を、ちょびちょびと飲む。

 さらに、美術館。素敵な町には美術館があるものです。初夏の日差しに疲れて涼みに入ったつもりが、まんまと魅せられてしまいました。

 このうえなく美しい漢字たちを詰め合わせたような名前の町で、このうえなく素敵な思い出ができました。あれから2年。爽やかな風を感じれば、清澄白河へ出かけたくなります。

 

 

天気の子の話

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 並の恋愛映画は嫌いですが、ここまで純粋ならばたまらなく好きです。えらそうだな、なんて悲しいことは言わないでください、傷つきます。

 「もう二度と晴れなくたっていい、青空よりも、おれは陽菜がいい。天気なんて、狂ったままでいいんだ!」

 このシーンで全身が震えたのを覚えています。挿入歌であるグランドエスケープも、このシーンで曲の佳境に入るのです。

 いつか新海さんには、冬が舞台の作品を手掛けてほしいなぁ、と勝手に願っています。舞台は雪降る北海道で、主人公はいたって普通の高校生で!

 

 

こうかばつぐんの話

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 「ほのおタイプのわざがくさタイプのポケモンにこうかばつぐん」だとか「かくとうタイプのわざがいわタイプのポケモンにこうかばつぐん」だなんていうことは、綺麗に筋が通っているので、全国のポケモントレーナー達によく浸透していますが。

 「ドラゴンタイプのわざがドラゴンタイプのポケモンにこうかばつぐん」

 これだけは「?」。ドラゴンタイプがこおりタイプのわざに弱いことから、「ドラゴン=恐竜」という解釈で良いのでしょうが、だとしてもよく分からない。

 なにか悲しいエピソードが背後にある気がしてなりません。誰か「ドラゴンタイプがドラゴンタイプにこうかばつぐんな理由」の二次創作をTwitterにあげてください、きっとバズりますよ!

 

 

おじさんの話

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 おじさんの真相に気づいちゃったんです。誰にも言わないでくださいね、僕とあなたとの秘密です。

 めちゃくちゃ面白いおじさんか、めちゃくちゃ面白くないおじさんのどちらかしかいないのです、おじさんて。どちらかしか。

 おじさんになるまでの40-50年間の過ごし方が大切なんでしょうね。その期間に、どんな人と出会い、どんな経験をして、どんな失敗をしてきたのか。

 僕は、成功を自慢話にしている人よりも、失敗を笑い話にしているおじさんが好きです。そっちの方が、カッコいい。そして何より、面白いので。自慢話って、クソつまんないじゃないですか。

 

桜の話

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 桜って、咲いたらすぐに散ってしまいますよね。そこがたまらなく良いんです。

 自然の美しさには色彩の変化が大きく関わっています。これは単なる持論です。

 紅葉や新緑、夕焼けや青空だって、一年・一日を通した色彩の変化のなかで現れる瞬間です。その瞬間が美しいのは、色彩が変化しているからこそであると確信しています。

 桜。毎年一度、1週間。溜めに溜めたエネルギーを、一気に解き放ちます。とはいえ、エネルギッシュな強い色ではなく、優しく可愛い、淡いピンク色。自然界には他にない、桜だけの色なんです。

 それが冬を抜けて暖まってきた春先に咲くものだから、より一層美しくみえるのでしょう。なんとも罪な奴ですよ、まったく。

 

 

元素記号の話

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 僕のことをえらく気に入ってくれている女子生徒が一人います。学習面での贔屓なんてものはもちろんしていませんが、本当にものすごくいい子です。

 ある日の授業で、テストで元素記号が問われるから頑張って覚えよう、と言いました。

 彼女は本気で覚えました。単語帳に元素記号を書き込んでめくったり、一度配ったプリントを何枚も貰ったり、僕に覚え方を教えてほしいと話しかけてきたり。

 こんなに一生懸命にやってくれると、僕も全力で手助けしたくなるものです。

 実は彼女、去年までは授業中は居眠りの常習犯で、成績もそこまで良くありませんでした。

 そんな彼女がここまで頑張れているのは、僕の授業や指導が素晴らしいからではありません。ただ単に、僕が若く、接しやすく、僕に褒めてもらいたいからです。

 それでもいい。きっかけがなんであろうと、「本気で勉強をする」という経験にこそ価値がある。この経験は間違いなく、彼女の財産になります。

 魅力的な先生になら、どんな科目だろうが生徒はついてくる。先生の科目だから、頑張れる。勉強をするのには十分すぎる理由です。

 彼女の将来が楽しみです。せんせー!今日こんなことがあってねー!と、会社帰りに学校に来て言ってきたら、こう返します。

 「へぇ〜リウム」